(17日、第107回全国高校野球選手権大会3回戦 横浜5―0津田学園)
津田学園のエース左腕桑山晄太朗は、選抜優勝校を相手に攻めた。左打者6人が並ぶ横浜打線の内角を突いた。打順が3巡目に入った六回以降は痛打されたが、「仲間が何度も声をかけてくれ、最後まで強気に投げられた」。
6年ぶりにたどり着いた舞台で、1回戦は桑山が1人で投げ抜き、延長12回タイブレークの末にサヨナラ勝ち。2回戦は不戦勝となったため、この3回戦まで中9日と調整にも苦慮した。
5点を追った九回2死一、二塁。桑山が左飛に倒れ、試合は終わった。「高校最後の試合を横浜とやれて良かった。高校野球に悔いはない」。チーム初の16強入りに胸を張った。